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C子とS夫、西へ! イベントレポート「神戸ビエンナーレ」&「六甲ミーツアート」

C子_元気
C子: みなさま、こんにちは、C子です。


S夫01
S夫: S夫です。


C子01
C子: 今回のレポートは初の関西、神戸に来ております。


S夫_元気
S夫: <神戸ビエンナーレ>と<六甲ミーツアート>に出展した3つの作品に、弊社の カッティングシートを使っていただいております。ありがとうございます。


C子_元気
C子: 今回はそのうちの2作品をご紹介いたします。


 
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▲ 「神戸ビエンナーレ」メリケンパーク会場 特別展示作品「輝く人」 伊藤嘉英

 

S夫_ベーシック
S夫:<神戸ビエンナーレ>は2年に一度のアートの祭典、テーマは”港で出合う芸術祭”です。7つの会場があちらこちらに分散しています。


C子_元気
C子: アートを楽しみつつ、神戸牛を食べましょうというイベントですね。


S夫_おすまし
S夫: そんなの食べていられないくらい、たっくさん作品が出てますから。牛よりも、美しい神戸の海と山と街並みと一体になった作品を愛でましょうね。


 
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▲ 「神戸ビエンナーレ」東遊園地会場 国内招待作家 志茂浩和(デジリンパ)「GIMON」

 

C子01
C子: 三宮の中心部、 唯一の夜間展示だった東遊園地会場です。「神戸ルミナリエ」の会場として有名ですね。


S夫_元気
S夫: 展示のビフォアー、アフターで、辺りの雰囲気がガラリと変わっています。


C子01
C子: なるほど。ビフォアーはちょいと地味でしたね。


 
03_モニュメント▲ 東遊園地敷地内 噴水モニュメント
 

S夫_おすまし
S夫: この噴水モニュメントを基盤に、 地元・神戸芸術工科大学の先生でもある志茂浩和(デジリンパ)さんが作品「GIMON」を制作されまして、ここに弊社のシートが使われていました。


C子_疑問
C子: ん? さっきから過去形で言ってます?


S夫01
S夫: こちらの東遊園地会場と、後ほどご紹介する六甲山の会場も、既に会期が終了しております。あしからず。


C子01
C子: ええー。


 
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C子_元気
C子: 幻想的な作品ですね。


S夫01
S夫: 作品名の「GIMON」とは、疑いの門、偽りの門、戯、擬、蟻という字もあてることができるそうです。


C子_元気
C子: 夜の公園に、エイリアンみたいなのが「ぬぉー」っと現われたときは、ちょっとビックリしました。


S夫_おすまし
S夫: 映像はぜんぶで4パターン用意されています。


C子_元気
C子: ところで、”デジリンパ”って、何ですか?


S夫_元気
S夫: 今回の作品で立ち上げられた制作ユニット名です。琳派の精神を現代に置き換えようという「デジタル琳派」の略です。


 
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C子_元気
C子: 静止画ではわかりにくいという読者のために、少々ネタバレをお願いします。


S夫01
S夫: 中心の奥まったところに、幅1メートル強、高さ5メートルほどの縦長のスクリーンが設置されてまして、その手前の左右両側は合わせ鏡になっています。


C子01
C子: ああ、それで、万華鏡みたいな感じに見えるんですね。


S夫_元気
S夫: 合わせ鏡の効果でしょうね、映像がググーッと迫って見えてくるという。


C子_疑問
C子: プロジェクターはどこにあるんでしょう?


S夫_おすまし
S夫: スクリーンの後ろに隠れてます。スクリーンをキャンバスがわりに、画材は光、という作品です。


 

 

C子01
C子: ここで素朴なギモンが。どの辺りにシートが?


S夫_おすまし
S夫: ふふふ。わかりませんか。ヒントはARTICLE初登場、そして”これまでにない使われ方”です。


C子_シラー
C子: それ、ヒントになってないです。


 
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S夫01
S夫: 答えは、映像作品が投影されている黒いスクリーンです。


C子_びっくり
C子: エッ? これって液晶パネルじゃないんですか。


S夫_元気
S夫: こんなおっきい液晶なんかありませんて。透明なアクリル板を縦2連でスクリーンとして立てているんです。


C子_疑問
C子: なるほど。でも、カッティングシートにスクリーンなんてありました?


S夫_おすまし
S夫: あるんです(大イバリ)。その名も「ライト・ライト スクリーン・ビー」。


C子_元気
C子: やったら長い製品名ですね。


S夫01
S夫: 何をおっしゃいますか。高輝度、高コントラスト、広視野角、高ゲインで無異方性、作業性も良いという、プロジェクションスクリーンとして最適なシートです。


C子01
C子: 見本帳のテキストを棒読みしないでください。いや、でもたしかにキレイに映ってますね。


S夫_おすまし
S夫: でしょ。


 
06_R0013506 ▲ カッティングシート「ライト・ライト スクリーン・ビー」サンプル
 

S夫_おすまし
S夫: ちなみにライト・ライトシリーズは、3年前に「hikari」も出しています。


C子01
C子: 「ライト・ライト スクリーン・ビー」、この「ビー」とは?


S夫_おすまし
S夫: ブラックの「B」に決まっとります。白いシートの「スクリーン・ダブリュー」もありますから、分けませんと。


C子_疑問
C子: 白の? ダブリュー???


S夫_疑問ハテナなし
S夫: ホワイトの「W」ですよ。ニブいですね、S子さん。


C子_元気
C子: 読者のみなさま、ボケ、ツッコミのネタではありません。真面目な話です。


 
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C子_疑問
C子: 今回「GIMON」では、どんな貼り方をしているんですか?


S夫_おすまし
S夫: プロジェクターがある側、映像をあてる側にシートを貼っています。透明のアクリルを透かして、作品映像が外側から見えているんです。


C子01
C子: ふつーの映写と逆ですか。プロジェクターも見えてませんもんね。


S夫_おすまし
S夫: 真っ黒いシートですから、光は通しても、中までは見えないんです。


C子01
C子: しかも、シートだから、ジャストサイズのスクリーンも出来たという。


S夫_元気
S夫: 作家さんからの最初のご相談も、その辺りの納まりも綺麗にしたいということでした。


 
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C子_元気
C子: 「スクリーン・ビー」は、ほかにどんな使われ方をしているんですか?


S夫_元気
S夫: ウィンドーディスプレイのガラスの裏側に貼って、通りに向かって映像やスライドショーを流したりもできますね。


C子01
C子: なるほど。 イベントが終わったら、シートを剥がせば、あら元通り。


S夫_おすまし
S夫: スクリーンを立てられない、立てたくない場合に有効です。曲面にも貼れますし。過去には2011年に大阪の堂島ビエンナーレでも使われております。


 
09_L9994926_修正 ▲ 「堂島リバービエンナーレ2011」杉本博司×永山祐子「NO LINE ON THE HORIZON」
 

 
 
 

S夫01
S夫: さて、三宮から離れて六甲山にやってまいりました。


C子01
C子: 23日で終了した<六甲ミーツアート>の会場です。こちらは山全体に会場が分散してます。


S夫_元気
S夫: そのうちのひとつ、8年前に惜しまれつつ閉館した 旧六甲オリエンタルホテルの会場です。ちなみにこちらのチャペルは安藤忠雄さんが設計した《風の教会》です。


 
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▲ <六甲ミーツアート2015> 原 高史「Signs of Memory Project 2015」
(作家より写真提供、以下同じ)

 

C子_びっくり
C子: おおっ、ホテルの窓という窓がショッキングピンク!


S夫_おすまし
S夫: 建物などの窓を埋め尽くす「Signs of Memory Pink Windows Project」シリーズで有名な、原 高史さんの作品です。


 
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C子01
C子: 閉館してからは廃墟だったそうですが、可愛らしいですね。


S夫_元気
S夫: これが、アートの力なんですね。


C子_おすまし
C子:「Signs of Memory Project」というのは、その建物に縁もゆかりもある人たちに原さんがインタビューされて、その人それぞれのストーリーに触発されて生まれた言葉やら絵を作品にしているそうです。


S夫01
S夫: 今回は聞き取り対象を六甲山全体に拡げています。六甲山にゆかりのある13人の方々の想いや記憶から、本展オリジナルのキャラクターが誕生しています。


 
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C子01
C子: あっ、窓の中に女の子がいる。この子がオリキャラですね。


S夫01
S夫: ロッコちゃん、もとい、ロッコさんです。


C子_元気
C子: 六甲山 → ロッコさん。なるほど・・・。


S夫_疑問ハテナなし
S夫: こらこら、笑うとこじゃないですよ。大事なコンセプトです。会期中、会場を訪れた人たちと一緒にロッコさんも成長していくんですから。C子さんも成長してください。


C子_シラー
C子: ・・・。(← 言い返せない)


 
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S夫01
S夫: さて、ここで問題です。 シートが使われているのは、どこでしょう?


C子_おすまし
C子: うーん。テキストと数字の黒い文字が、シートの切り貼りではないかと。


S夫_元気
S夫: ピンポーン♪ ちょっとは成長しましたね、C子さん。


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C子: 手で描くよりもシートのほうがきれいに仕上がりますもんね。


S夫_おすまし
S夫: 黒のベタが大きいところは、原さんが描かれていて、それ以外の部分がシートです。窓の数は1から34までたくさんありましたから、学生さんたちも制作に参加しています。


 
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S夫01
S夫: シートはこんなふうに大勢でつくる場合にも向いています。作業も簡単ですし。


C子01
C子: 昨年の横トリで、やなぎみわさんが「移動舞台車」を制作されたときみたいな。


S夫_元気
S夫: そうです。あの時は、ボランティアさんたちが手伝ってくださって。


C子_元気
C子: <スマートイルミネーション横浜>にも昨年に続いて【光のらくがき】を出展したり、今年の秋もカッティングシートはアートやイベントに大活躍でしたね。


S夫_おすまし
こんなことしたいんだけど、シートでできるかな〜となにかお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。


 
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C子_おすまし
C子: 神戸に作品を見にきたときは秋でしたが、あっという間に師走に。


S夫_元気
S夫: 来年もこの[Hello!CS] ともども、弊社製品をお引き立てくださいますよう、よろしくお願いいたします。


 
 
 

神戸ビエンナーレ
会期:2015年9月19日~11月23日(終了しています)
公式サイト http://www.kobe-biennale.jp/

 
六甲ミーツアート
会期:2015年9月12日~11月23日(終了しています)
公式サイト http://www.rokkosan.com/art2015/

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