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LIGHT CUBE EXHIBITION ひらいて、むすんで ~解体と集合~【後編】

施工の裏側、お見せします

CSデザインセンターの企画展の会場設営は、中川ケミカルの製作スタッフ3、4名が、経験と技術をフルに活かして行なっています。

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上の写真は白色の装飾用シートに「BUBBLE FLOWER」の赤い花の絵柄だけを出力したシートを、床に敷き詰めているところです。

この上から、直径27センチにカットされた青いドットのシートを規定のピッチで貼っていくわけですが、さて、どうやれば上手にできるのでしょう。

 

裏技その1:正確に仕上げる

先ず、建築現場で使用される最新のレーザー墨出し器で、ドットの正確な位置を出し、円の端をマスキングする。この後の作業が意外にアナログ。

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本展のドット1/4コーナーがピタリとはまるテンプレートを作成。型にあわせて1枚1枚貼り進める(上の画)。効率良く、図面通りの床に仕上がっていく。。

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ところで、この「BUBBLE FLOWER」のグラフィックですが、会場の床、ガラスのパーテーション、 外に面した窓ガラスと、会場内3カ所で展開されています。仕上がりはどれも同じようにも見えますが、実は、貼る面にあわせて仕様を変えています。

 

裏ワザその2:空気溜まりを作らない

2種類以上のカッティングシートを貼る際に起こりがちなのが「空気溜まり」です(下の画)。 通りに面した窓ガラスのグラフィックを美しく仕上げるために、スタッフはある工夫をしました。

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前述の床の施工の時とは逆に、透明なシートに出力された青いドットを先に窓全面に貼ってから、赤い花を上からカッティング貼りしています。触れてみると、色が重なっている部分はフラットで、見事な仕上がりに。

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貼り方ひとつで変わる表現

このように、絵柄の部分を貼るだけが装飾用シートではありません。受付で配布された作品解説書(グラフィック:Northern Graphics)を見ても、どの作品もとてもカラフルなのに、使われているシートの種類が少ないことに驚かされます。 製品を熟知している中川ケミカルのデザイナーでさえ、 今回の展示を通じて「こんな表現ができるんだ」と新たな発見があったそうです。

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まだまだ広がる可能性

展示協力にクレジットされている各社とは、これまで商品見本市や展示会で顔を合わせることはあっても、交流はありませんでした。本展を機にできた横のつながりから、次なる展開に繋がれば、さらに面白いことになるでしょう。例えば、戸棚やキャビネットの化粧扉、壁に掛けたテキスタイルボード、カーテン、空間を仕切るパーテーションの表面を全てLIGHT CUBEのグラフィックデザインで埋め尽くすーー部屋全体のイメージを統一することも可能です。
企画展サブタイトルの「ひらいて、むすんで ~解体と集合~」には、新しい可能性への期待も込められています。

 

企画展情報
「LIGHT CUBE EXHIBITION ひらいて、むすんで ~解体と集合~」
展示協力: アイカ工業(株)、(株)テシード、吉忠フロンティア(株)
会期:2014年6月20日〜9月12日
開館:10:30~18:30 予約不要、入場無料
詳細は公式サイトを参照してください。
CSデザインセンター
http://www.csdc.jp
「LIGHT CUBE EXHIBITION ひらいて、むすんで ~解体と集合~」
http://www.csdc.jp/event/2014/06/-light-cube-exhlbition.html

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