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  • 2015.03.27

トリアスモール

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第17回 CSデザイン賞 中川ケミカル賞
ディレクター/福島 泰・堀江 健太(株式会社ボノボ)
デザイナー/天野 一・高橋 伸昌・瀬戸 貴央・林 健一(株式会社ボノボ)
クライアント/長縄 順一(久山プロパティ特定目的会社)
グラフィックエージェンシー/Narita Estudio
施工/湯ノ口 智治(株式会社イチケン福岡支店)
フォトグラファー/淺川 敏(Zoom)

福岡県郊外にあるTORIUS(トリアス)は広大な敷地内に物販店の他、レストランやシネマコンプレックスを有する大型複合ショッピングセンターのメインである当施設へ人々を呼び込むため、建物の約4分の1のスペースとファサード、エントランスを改修しました。
ファサード部分は既存のエントランス上部にあった棟屋を全て解体し、新たに建物部分を覆うように壁面前面へダブルスキンとなるようガラススクリーンと全長48mに渡るガラスの庇を設けました。垂直面の緑系の色は、ショッピングセンターを囲む山並みと呼応する色で、水平面は暖かい印象の暖色系を多く用いています。季節や時間により刻々と変わる太陽の位置や天候で、地面に投影される色つきの影がさまざまな表情を見せ、建物の印象が変化します。また、色影は飛び石のようでもあり、子供たちが自然と建物の前に集まってくるように誘っています。ファサードデザインと共に、歩道に落ちる影を意匠的にデザインすることで施設のまわりににぎやかさを演出し、多くの人々を自然と内部まで呼び込めればと考えました。
また、ファサード全体が穏やかな弧を描き色にグラデーションをつけることで、開口を広く、ダイナミックに見せる工夫をしています。

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第17回 CSデザイン賞 http://cs-designaward.jp/17th/general.html

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