- 2020.08.07
- 2015.01.22
学生のアイデア満載!「デザインステッカー」販売開始!
年明けはフレッシュな話題でスタート!
今年も引き続き、カッティングシートの魅力や知られざるエピソードをお伝えしてまいりますので、よろしくお願いします。
前々回の ARTICLE でも紹介しましたが、CSデザインセンターでは、昨年実施された「第18回CSデザイン賞」の入賞作品を紹介する企画展を2月27日まで開催しています。カッティングシートの新たな可能性を切り開かんとするこのアワードには、デザイナーの卵たちに向けた「学生部門」も設けられており、会場には一般部門の作品と並んで、学生たちの作品も展示されています。
▲展示会場の様子
前回に続いて「デザインステッカー」をテーマに掲げた学生部門では、入賞・入選作品の中から商品化される可能性があるので、商品化を想定したタイトル(商品名)をつけて、パッケージまでトータルしてデザインするようにと、応募概要に書かれていました。自分の作品が商品になるなんて、考えただけでワクワクしてきますね。
▲学生部門 審査会の様子
学生作品に求められるもの
審査会では、テーマに即してカッティングシートの特性を活かしているか、アイデアの斬新さ、デザイナーとしてあるべき資質まで問われます。厳正な審査を経て、158点の応募作品の中から、金賞以下入賞6点と入選5点、合わせて11作品が選出されています。
さらにその中から今回、3作品の商品化が実現しました。
◎ありふれた空間が競技フィールドに早変わりする「おうち五輪」
⇒詳しくはこちら(WEB SHOP)
◎3種類の水引がお祝いムードを盛り上げる「YUWAI」
⇒詳しくはこちら(WEB SHOP)
◎整理整頓を助けてくれる子ブタのステッカー「SEI-TON」
⇒詳しくはこちら(WEB SHOP)
身の回りの空間やモノたちが、 ステッカーを貼るだけでなんだか輝いてみえますね。例えほんの少しでも、世界を楽しく明るく変えてくれる、デザインにはそんな力があります。
商品化までの道のり
商品化は、審査会での採点が高かった順に決まる訳ではありません。中川ケミカルで商品開発や施工現場のデザインを担当するインハウスデザイナーたちが慎重に検討します。基準は大きく3つあり、なんといっても先ずはデザインのクオリティが高いこと。かつ、パッと見て用途がわかりやすく、大量に作っても適正な価格がつけられることです。シートの貼りやすさと剥がしやすさ、汎用性の高さ、類似商品が他にないことも重要なポイントです。そしてもちろん、商品化しやすい作品だからという理由で上位に選ばれることもありません。
商品化が決まった作品は、プロの目から見て気になった点は微調整が行なわれます。例えば「SEI-TON」では、提案段階では4色の子ブタが1匹ずつ梱包されていましたが、商品化にあたっては4匹を横並びにして中身が見えるパッケージに。「YUWAI」はシートの背景色が黒から華やかな赤へ、和をイメージした縦書きで水引の名称も添えられました。「おうち五輪」も円形のパッケージが家型になっています。
◎おうち五輪 パッケージ
▼ 提出された作品
▼ 商品化されたパッケージ
◎YUWAI パッケージ
▼ 提出された作品
▼ 商品化されたパッケージ
◎SEI-TON パッケージ
▼ 提出された作品
▼ 商品化されたパッケージ
入賞作品が並ぶ企画展会場で、実際の商品と比べてみても、成る程、どのようにリ・デザインされたのかがよくわかります。
▲入賞学生との打ち合わせ風景
デザインの調整は、応募者とディスカッションしながら進められます。ゆくゆく社会に出ていく学生たちにとって、この打合せの場で得るものは、受賞の栄誉以上に貴重な宝物になることでしょう。
デザインステッカーはどこで買えるの?
幾つかのプロセスを経て誕生したこれらの「デザインステッカー」を、使ってみたいと思いませんか? 購入は、中川ケミカルのほぼ全ての商品を取り扱うウェブサイト「カッティングシートWEB SHOP」をご利用ください。トップページに特設バナーが出ています。
このほか「WEB SHOP」で取り扱っているシートは、長尺のロールから、50cm単位のカット売り、商品によってはA4サイズもあります。やなぎみわさんのアート作品「移動舞台車」の制作過程をお伝えしたARTICLE で触れた施工ツールも販売しています。一部商品は東急ハンズなどでも売られていますが、「WEB SHOP」では無料サンプルも請求できます。
カッティングシートを自由自在に切って貼って、オリジナルのステッカーづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「第18回CSデザイン賞展」
会期:2014年10月17日~2015年2月27日 ※好評につき会期延長(休館:土日曜祝日)
会場:中川ケミカル CSデザインセンター(東京都中央区東日本橋2-1-6 3F)
開館:10:30~18:30 入場無料(予約不要)
詳細は下記公式サイトを参照してください
http://www.csdc.jp/event/2014/10/18cs.html
「CSデザイン賞」
http://www.cs-designaward.jp/